#325-2
2007年 06月 09日
これっスねちくちさん!完成後ジョンに送る前に撮られた写真です。
ライブでのサブギターとして持ってたぐらいで、基本的には使用
しなかったみたいです。『エブリー・リトル・シング』でリードを弾いてる
ようですがどうかな?あとはオランダでのVARAテレビでの出演時に、
『ロング・トール・サリー』を演奏してますが、アテレコなんでサウンドは
聞けません。
で、4本目
いわゆる、リッケンバッカー325ではなく、ローズ・モーリス1996!
ファイアーグローにfホール仕様です。この当時これが325の形でした。
このfホールも1オクロック仕様(写真下)と2オクロック仕様(写真上)と
2種類あります。64年前半までは2オクロック仕様で生産されて、後半
からは1オクロック仕様になりました。ジョンのは2オクロック仕様ですね。
結局325は70年代後半まで1オクロック仕様で作られました。
1996はローズ・モーリス社からプレゼントされました。
ジョンがこれを持ってる写真はこれくらいしか残ってないようです。
65年どこかのライブの楽屋って感じです・・・・・
現在この1996はリンゴが所有してます。
325って思ってたほど作られてはなく、例えば64年は40本弱ですし、
66年も46本(JG20本,FG20本,MG6本)となってます。もちろん
正確な数字ではありませんが、当時の生産体制などをみると
そんなに外れてはいないと思います。実際昔から楽器屋に
60年代の325は並びませんから・・・・
リッケンは光岡自動車って感じじゃないでしょうか(笑)。
325はジョンのお陰で64年から本格的に(58年からあるのに)
生産がはじまりましたが、当時マイナー?っだったにもかかわらず
325は300ドルと高かった事やその後、ジョージ使用で360/12
の方が人気が出た為、325のトップは長く続きませんでした。
又、64年から続いたローズ・モーリスとの契約も確か66年か67年
で終了、ヨーロッパでの販売も伸び悩みました。ちなみに、70年代
に入ると、ポールやハードロック系のプレイヤーに4001が使われ
始めてなんとか細々と食いつなぎます(笑)。
思ったほど作られなかった325、70年代中頃までのモノは
なんと60年代に作ったボディーを使ってます!余ってたんでしょうね。
買えるのもb4のおかげですね。まあ音が凄くいいとは言えないけれど
このギターが無いとb4の音が出ないですものね。